七尾旅人 – 蒼い魚


七尾旅人 - 蒼い魚 歌詞 PV

蒼い魚

七尾旅人

Stray Dogs

作曲:七尾旅人
作詞︰七尾旅人

歌詞

泣かないで ひとりきり 夜通し雨がふる時は
泣かないで 雨雲の下 夜通しあなたを思う

心は飛ぶよ かの島へ

涙の雨が降れば
雨つぶ 木の葉に揺れ
河から海へそそぐ
ヤマトの岸辺へ
誰かが眠る場所へ

笑ったよ あのひとが 生まれたまんまの顔で
笑ったよ みんなつられて 生まれたまんまのおかしさで

心は呼ぶよ 君の名を
その手のひらのなかに見つけたよ

涙の雨がやんで
あの子が晴れてゆけば
涙の雨は河にそそぎ
海まで流れた
蒼い魚となって

泣かないで 泣かないで
蒼い魚はまだ泳いでいる
泣かないで 泣かないで
蒼い魚がまだそこに
泣かないで 泣かないで
あした またね
あした またね

泣かないで ひとりきり

発売日:2018 12 12

「蒼い魚」は昨年12月に発売された最新アルバム「Stray Dogs」の収録曲。七尾が音楽を通じて基地問題を抱える沖縄・東村高江に住むある家族と出会い、現地を訪れる中で生まれた楽曲で、アルバム発売前から長く演奏され続けてきた。

MVは七尾のライブ映像作品「兵士A」の監督でもある映像作家の河合宏樹が制作した。以前から「蒼い魚」のMVを制作したいと考えていた河合は、楽曲を聴き続ける中で、彼の祖父であり、今年で98歳となった日本舞踊家 ・藤間紋寿郎を題材とすることを思い付く。米軍捕虜収容所での過酷な労働の合間に許可された演芸会でヒントを得て舞踏作品を作り続けてきたという藤間は、現在は車椅子で生活しつつも、もう一度踊ることを夢見ている。

河合は「蒼い魚」について「沖縄の基地問題に対する本土の無関心を変えるために、遠い海を渡ろうとする小さな魚の歌であり、同時に、私の祖父のような、けして順風満帆ではない人生をなんとか歩もうとしたひとりひとりの生を照らすような楽曲だと感じていました」とコメント。MVについて「戦前から戦後を生きた祖父の力強い足の一歩と、旅人さんのメッセージが私の中で出会った時、この作品が出来上がりました」と語っている。